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【ツイステ】引き合うさびしさの引力

第9章 私のための無垢なドレス 2



ユウは困ったことがあった。
パーティーのドレスは自分で用意しなければいけないらしいのだが、そんなお金がないことだ。

どうしよう。

お風呂から上がり、パックをしながらベッドの上で悩んでいれば、グリムが「学園長に買って貰えばいいんじゃねぇのか?」と提案してきた。

「学園長に……」

ユウは少し渋った。
だってそれって凄く図々しくないだろうか。
一応生活費を出してもらっていて、スマホだって貰ったのだ。その上「お金がないのでドレスを買ってください」なんて、とてつもなく言いづらい。

うーん。うーん。
ユウは暫く唸るが、確かにそれ以外の案は無さそうだと思った。「買ってください」とは言わないにしろ、相談だけでもしてみよう。そう思い、ユウは明日学園長の元に行ってみる事にした。


放課後、ユウは学園長室へと向かっていた。
因みにエースとデュースはまだペアが見つかっておらず、どうしようと嘆いていた。

「何で女子って塊って動くかね……」

「確かに、あんなに常に塊られたら申し込もうにも申し込めないな」

彼らは集団で動く女子たちが理解できないようでいた。
それは他の男子たちも同じのようで、皆んな苦戦しているようだった。




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