第4章 シンドリア
すると、いきなりドアが開いた。
そこには、昨日の夢で出てきたアリババと、アラジンと、モルジアナがいた。
あ、あと紫髪のおじさん。
すると、紫髪のおじさんが話始めた。
?「やぁ、凜と言ったな。身体は平気か?」
「あ、うん。てか、おじさん誰?」
?「おじっ………」
私が言ったこの言葉に、その人はショックを受けたらしい。あ、まだおじさんって歳じゃなかったのかな?
充分、おじさんに見える。
後ろの方では、さっきの人……えっと、ジャーファル、が笑いを堪えている。
すると、紫髪のおじさんがわざとらしい咳払いをした。
シン「ゴホンッ。俺はシンドバッドだ」
「へぇ、よろしく。シンドバッドおじさん」
シン「俺はまだ29だ!」
「もうちょっとで三十路じゃん。充分なおじさんだけど」
容赦なくズバズバ言う私に、シンドバッドおじさんは負けたらしい。てか、メンタル弱っ!!!
シン「…せめて、おじさんはやめてくれ……(泣)」
「じゃ、シン?」
シン「あぁ、それなら良い!」
うって変わって笑顔になるシン。
変わり身早っ。てか、そんなにおじさん呼ばわりされると嫌なモンなのかな?良くわかんないな。