第4章 シンドリア
額に、冷たいモノが乗っている感じがする。
「…………ん?」
?「おや?やっと起きましたね(ニコッ)」
銀髪の男の人が目の前にいる。
………………あ、また夢か。
「……あのさ、あんた誰?」
ジャ「あぁ、申し遅れました。ジャーファルです」
「そっか。あ、私は「凜さんですよね?」………そう、だけど……なんで知ってるの?」
ジャ「アリババくんから聞いたんですよ。凜さんが急に倒れたって言って、担ぎ込んで来た時はビックリしましたよ」
………マジか。
昨日の夢の続き?
「あ、なんか見ず知らずなのにありがとう」
ジャ「いえいえ。皆を呼んで来ますね」
そう言うと、ジャーファル?って人は出て行った。
うーん……まさか、夢の続きとは………
ふっと見ると、手に竹刀が握られている。
…………夢って、こんな所まで忠実なんだねー(笑)
でも、一つ違う所に気付く。
竹刀の柄の部分に、何か変な丸い模様が書いてある。
………?何?これ。
ま、良いや。どーせ、寝たら覚めてるだろうしね!