第4章 DAY 3
「ほら、続きして欲しいなら寝ろ。」
言われた通り獄さんから降りて体を横たえれば先ほどのように左右に足を割り開かされた。
「なずな、怖かったらすぐに言え。」
その言葉と片方繋がれた手。
柔く繋げば獄さんは足の間、薄らと生えた下生えに顔を埋めた。
「ひっ!とやさんっ!」
「んー?」
快感に頭を突っ込んだかのように一気に襲いくる感覚。
再び舐められたそこは先ほどより熱を持ち興奮と快感をもたらす。
「指、入れんぞ。」
断りを入れた後、獄さんはゆっくりゆっくりわたしの中に指を埋めていった。
無理やりの挿入で傷ついた内壁。
いっぽんの指はそれらを撫でるように小さく動く。
体液で満たされた中は痛みもなく獄さんの指を受け入れた。 奥に進む指が中のざらついた場所に触れた時わたしの体が跳ね、中を締め付ける。
獄さんがその場所を指の腹で撫でるとお腹の下の方が熱く疼く。
口からは上擦った声が絶え間なく溢れ繋いだ獄さんの手に縋る。
「な、かへんっ、だからぁ。」
「変じゃねえ、気持ち良いって言うんだよ。俺の指痛ぇくらい締め付けやがって。」
「ひとやさ、こわい。」
こわい、そう言うと獄さんはわたしの中から指を抜くと足の間から顔を上げてわたしを見る。
「なずな、今出てくる怖いはまだ体験したことのない恐怖だ。怖いを気持ちいいに言い換えてみろ。」
「きもち、いい…?」
「そうだ。」
言葉を反芻すると獄さんはわたしの頭を撫で再び中に指を埋めた。指は先ほど怖いと感じた場所をトントンと押す。
ぶわりと毛穴が開くような感覚に必死に唇をきもちいいと動かせば、もっとと促すようにそこを撫でる。
「ふ、あ…きもち、いい。」
「そうだ。」
「あ、ひとやさんっ、きもちいいっ!」
「ここ好きか。」
「んっ!すきぃ。」
タガが外れれば言葉は暗示になり快感は増していく。
いつのまにか中には指は3本埋まり、指を埋めている入り口からはぬるりとした愛液を滴らせている。
肉芽と中を同時に攻められ何度目かの絶頂に達した時、獄さんはわたしの中から指を引き抜いた。