第4章 DAY 3
見つめていた獄さんの顔が暗闇でもわかるくらい赤くなり、そっぽを向く。
モゴモゴと何かを呟いた獄さん。
はぁ、と長いため息を吐くとわたしを見る。
「煽んな、エロ餓鬼。」
いつもの口調の獄さんにくすりと笑えば獄さんはその隙を見てわたしの下着を剥いで何処かへ投げ捨てた。
「痛かったら言えよ。」
わたしの片方の膝の裏を押すと秘部の柔らかな肉にそっと指を埋めていく。
少しひやりとした指にびくりと体を震わせれば指の動きが止まるから大丈夫、と言葉にする。
くちゅんくちゅんと入り口に指を這わせれば、獄さんは濡れた指を皮膚の被る肉芽に這わせた。
びりり、甘い電流が体に走り、ひくん、腰が勝手に跳ねる。
肉芽を覆う皮膚がくいと引き上げられ、指の愛液を塗り付けられると再び甘い電流が走り私は甘く啼いた。
「気持ち良いか。」
満足げに笑う獄さんに向かってこくりと頷くと獄さんは指の腹でころころと肉芽を転がす。
「や、まっ、てぇ」
「汁、溢れてる。んなに良いか、なずな。」
「そこっ、だめぇ。」
無意識にひくんひくんと動いてしまう腰は言葉とは裏腹に獄さんに触って欲しいと押し付ける。
「随分と嫌らしい体だな。もっと触ってって言いたいのか。」
「ちが、うぅ…」
膝裏から手を離した獄さん。
私の足を左右に割り開くとそこに顔を近づけた。
じる、じゅるる、ちるっ。
初めての快感に足の付け根がひくつく。
「ひ、とや、しゃんっっ!やあっ!」
やだやだと駄々をこねる子供のように首を振って快感を逃そうとするけれどそれだけではどうしようも無く、わたしの体はあっという間に高みに上り詰めていく。
イく、の言葉と同時にびくんっ、と快感で体を震わせた後一気に脱力すれば、獄さんは体を起こして満足げな顔で笑った。