第4章 DAY 3
「これで綺麗な体傷だらけにされたくなかったら大人しくしてろよ。」
ブレザーのボタンが弾け飛ぶ。
緩く縛ったネクタイがそのままの形で切られて落ちた。
カーディガンは力任せに引っ張られてボタンが弾けた。
ワイシャツも同じ。
こんなにも脆くボタンが弾け飛ぶんだってびっくりした。
胸を隠しているブラジャーの中心をナイフで切られ、前を隠すものがなくなった。
手で隠そうにも後ろ手で縛られた腕はどうやっても抜けない。
身をよじるけれど些細な抵抗にしかならず相変わらず体は見られたまま。
わたしの体を見ただけで興奮した一人がわたしの顔の横に汚らしいものを押し付ける。
嫌だと顔を背けるけれどそちらを無理やり向けさせられて唇に押し付けられた。
体の横からも手が伸びてきてベタベタと体を触る。
ビリビリと派手な音を立てながらスカートは裂け、下着は腰の部分を切られてしまった。
体の横にいた男に足を抱えられ大事なところは丸見えだ。
男達は興奮しているのか息が荒い。
待ちきれない、そんな様子でわたしを蹴り付けた男は濡れてもいない穴にいきなり指を突き入れる。
「あれ、濡れてねえな。」
乾き切った中に無理やり指を押し進めていく男。
痛い、痛い。
無理やり動かされた指は乾いた中を傷つける。
出血か、はたまた自己防衛か、少しずつ痛みは減ってきているがそれでも痛いことには変わらない。
勘違いした男はわたしの上で濡れてきただの俺のテクがどうだのと下品な話を始めている。
まただ。
気持ち良さなんて無い、ただ男に蹂躙されるだけ。
言葉も体の痛みも流していれば、男がズボンを下ろす。
大したことない股間のものを自分の手で擦りながらわたしの足を大きく広げた。
「俺ので気持ちよくしてやるからな。」
頭が真っ白になった。
こうなることなんてわかってたはずだ。
それでも頭が受け入れられない。
抱えられた足を必死で振った。
嫌だ、嫌だと叫んだ。
押さえつけられた体を無理やり振って抵抗していたけれどばちんという破裂音の後に頬に痛みが走った。
「大人しくしてろ。」
嫌だ。
再び大きく開かれる足。
いやだ。
のしかかる体。
いや、だ。
わたしの大事な入り口を擦る汚らしいもの。
「ひとや、さ」