第1章 <1-1>入間先輩の歪んだ劣情
「思ったよりスムーズに入ったな。口では絶対気持ち良くならないって言ってたくせに」
スイッチが入ると、ビクビクッと体が震える。先輩は振動するバイブを前後に動かしながら、私の横へと体を持ってきて、耳元に口を寄せた。
「淫乱」
低く囁かれる言葉。自分の意志とは関係なく与えられる快楽。違う、こんなのはおかしい。私は淫乱じゃない。
でも、体は私の気持ちに反してどんどん疼いて、濡れていく。いつの間にか溢れた涙が頬を伝うと、先輩はそれを舐め取って、至近距離で私の顔を眺めた。
「快楽に歪む顔、ずっと見ていたいくらいだ。可愛い」
唇を奪われ、執拗に舌を絡め取られる。私は下だけでなく、上も先輩に犯されてしまった。バイブを抜き差ししていない方の手は、私の髪をゆっくりと撫でていた。
バイブで奥の方まで突かれると、私の体も反応してしまう。顔を背けて唇を離し、イキそうになるのを一生懸命我慢しながら、息を震わせた。
「強情だな。ほら、もっとよがれッ」
擦られるペースが速くなると、私の体はまた限界を迎えた。腰が浮き、体がのけぞる。
「いやっ、あああんっ!」
先輩に見つめられながら私はイってしまった。これ以上顔を見られたくなくて、肩で息をしながら、横を向いたまま動かさないようにする。
「さて、何回持つかな。俺は、君が欲しがるまでずっとやめないぞ」
そう言って先輩はまた私の陰核を刺激した。