第6章 碧棺左馬刻 (part3)
「どうしたんだ。もう感じてるのか?」
認めたくない。だけど、何十回も「ご主人様」に犯され、いろんな道具でなぶられ、達したいのに達することを許さない状態で、ペットとして扱われてきた私は、ご主人様にキスをされ、指が触れただけでぞくりと体が震えるようになってしまった。
「ほら、どうなんだ」
革の手袋が、つーっと胸の膨らみを伝い、突起をはじく。私は唇をかんで、必死に達するのを堪えた。
「何も言わないのは気に入らないな」
ご主人様はベッドに落ちているビデオカメラを拾うと、体を起こし、私の体を上から映しながら、秘部へとカメラを回す。私は嫌な予感がして、思わず目をつむった。
人差し指と中指で何度もこねくり回すように陰核を擦られ、そのまま中心部から中へと指を入れた。それだけでおかしくなりそうなのに、性感帯をぐりぐりと弄られた瞬間、私は潮を吹いてしまった。
「だめっ、いやああっ!」
嫌な予感は当たってしまった。ビデオにこんな光景を取られるなんて、拷問だ。
「潮を吹いてカメラにかけるとは、本当にスケベなペットだ」
ご主人様はくつくつ笑いながら、羞恥心で真っ赤になった顔にビデオカメラを向ける。手錠で拘束された手首で覆い隠そうとしても、すぐに払いのけられてしまった。