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【ヒプマイ】入間先輩の調教シリーズ

第4章 碧棺左馬刻(part1)



彼は私の前に立つと、体を屈めて私の顔に触れそうな距離まで自分の顔を近づけた。


「へえ、銃兎がお前をペットにしたがるのも分かる。顔は悪くないし、意志が強そうで屈服させがいがありそうだな。あいつとと違ってちゃんと警察官面してる。胸もでけえし」


そう言って手が胸まで伸びてきたので、思わずパシッと払いのけ、顔を逸らした。


「ハッ、俺様とは話したくねえって訳か。別にいいぜ。俺がここに来たのは、お前の『ご主人様』の希望だから、どのみちテメェは俺の言うことも聞かなきゃならないんだよ」


「そうですよ。左馬刻の言うとおり、今日、あなたは彼の言いなりになっていただきます」


部屋の奥の扉からご主人様がスーツ姿で現れた。私はご主人様に見えないように、拳を握り締めた。私はとうとう他の男からも慰み者にされるのか、と思うと自分が今よりも更に低いところに流れていく気がした。


「浮かない顔だな。左馬刻は顔立ちも整っているし、喜んで腰を振る女もいる位なのに」


ご主人様は私の傍まで歩いてきて、ペットの証である首輪をつけた。


「まさか、俺の言うことが聞けないと言うんじゃないだろうな?」


ご主人様の声は、ひんやりと冷たい。断れば、何をされるか分からない。


「……そんなことは、ありません。ご主人様の言うことは絶対です」
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