第3章 <2>首輪のついたペット
「この肌も、髪も、胸も、肢体も、全て愛おしい。支配して、屈服させたい。俺じゃなきゃ駄目だと心から言わせたい」
シャワーは髪を伝うように濡らし、その後は腕や胸に当てられる。その間にもお湯はどんどんかさを増していって、私の胸くらいまでの量になると、ご主人様はシャワーを止め、後ろから抱き込むようにして、私の口の中に人差し指と中指を入れる。
「吸いなさい」
私はその指を吸った。まるでご主人様のソレを咥えているときの様に。ご主人様は指を前後させながら、時折頬の裏をなぞったり、わざと喉の奥を突くようにする。
「上手だ」
そう言ってもう片方の手を胸に添えると、胸の膨らみのてっぺんをつまんで指で弄びはじめた。
「あっ……」
思わず声が出ると、ご主人様は興奮したのか、首筋に顔を埋めて甘噛みした。
ご主人様は、本当は私の体なんて洗う気なんてない。結局欲情されて、きっと私をまた犯すだろう。現に、硬くなったソレが私の腰に当たっている。
「誰よりも、お前を愛してる」
こうして囁く愛の言葉は、本当なのだろうか。私はペットなのに。でも深く考える余裕を与えてくれない。ご主人様の指は胸を離れ、私の秘部にあてがわれた。
「っん、ああっ……!」
もう私の良い所は全て知り尽くしていて、じらされるように周りをなぞられた後、急にイキそうになるくらいの快楽を与えられる。
「っ、そこはっ」
「そこは、どうしたんだ?」
「きもちいい、ですっ」
「そうやって素直に言うところは、すっかりペットとして飼い慣らされた証拠だな」
何度もイかされて疲れているのに、私はご主人様に秘部を弄ばれただけでまた達してしまった。