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【ヒプマイ】入間先輩の調教シリーズ

第3章 <2>首輪のついたペット


行為が終わると、必ずご主人様は私の横で煙草を燻らせる。ふーっと息を吐くと、まるでペットの毛繕いするように、ぐったりとしている私の髪をそっと撫でてくれる。その一時が、私のつかの間の休息の時間だ。


「……少しだけ、疲れました」


私は目を閉じて、うとうととする。今日は昼の仕事もハードだった。お互い急な呼び出しがかかればペットとしてなぶられることはないけれど、ちょっとやそっと休んだだけで体の疲れは取れない。気を抜くとここで眠ってしまいそうだった。


「最近は少し激しくやりすぎたな。たまには優しくしてやらないと、お前が持たないか」


煙草の火を消して、横たわると、私を腕の中に抱き寄せる。あんなに激しく犯したくせに、こうして優しくされると、私はどうすれば良いのか分からなかった。飴と鞭というのはこういうことなんだろうか。


「今日は俺とどんなことをした?」

「……最初にご主人様のものを咥えて、その後セックスを――中出しを、数え切れないくらい。途中で首輪に鎖を繋がれて引っ張られたり、バイブで中を犯されました」

「上出来だ」


そう言われると、唇を重ねられ、舌を絡め取られる。もう煙草の苦い味にも慣れた。いつも行為の後に口付けするときは、息継ぎ出来ないほど、長い時間ゆっくりと味わうようにされる。

そうすると頭の中がぼんやりとしびれてくる。体は犯されても心だけは犯させないと思っているのに、心までペットになってしまったような錯覚に陥って、不思議な気分になる。
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