第21章 拘束※
して欲しいこと…
そんなの…
カホの頭に思い浮かんだのはさっきから自分が1番求めている行為。
言ったら、本当にしてくれるの?
カホの心には小さな期待が生まれる。
身体はもう限界。
全身で安室を求めている。
自分の身体を静めてくれるのはもう安室しかいない。
「…安室さんが…欲しいです」
カホは安室の目を見て言った。
けれど安室はどこか腑に落ちない表情で
「ちゃんと僕の言ったこと聞いてましたか?」
そう少し強い口調で安室は言った。
カホは思わず安室の言葉に怖気付いた。
「僕の何が欲しいのか…分かるように言わないと」
そう言って安室はカホの口に指を入れた。
「んっ…!」
安室の指はカホの舌をなぞる。
急に入ってきて驚いたものの指の動きにカホは口を犯されてるような気分になった。
カホは無意識のうちに安室の指に自分の舌を絡ませた。
「…っ、舐めろなんて一言も言ってないんですけどね」
安室は指先に感じるカホの舌の感触に思わず指先を震わせた。
安室はカホの口から指を抜いた。
「カホさんが欲しかったのは僕の指ですか?」
「違う…」
「なら何が欲しいのかちゃんと僕に分かるように言ってください」
安室はそう言った後で濡れた自分の指先を自分の舌先で舐めた。
カホはゴクッと唾を飲み込んだ。
いつからこんなに自分ははしたなくなってしまったんだろうと口を開く瞬間にふと思った。
「安室さんの…オチンチンが…欲しいです」
カホの顔は真っ赤だった。
初めて聞いたカホから発せられる卑劣な言葉。
その言葉に自分の陰茎が反応したのを安室は無視出来ずにいた。
「そうですか…そんなに欲しいならお望み通り差し上げますよ」
そう言って安室はベルトを外した。
そのままズボンと下着を脱ぎ捨てて露になった安室の陰茎。
その様子にカホの陰部はさらに膣内を濡らした。
衣服の上からも分かっていたが安室の陰茎は十分に勃起していて
上を向いているのも辛そうなぐらい、ビクンっと脈を打っていて
安室さんの…こんなに大きかったっけ
久しぶりに見るそれにカホの目に映ったのは興奮と困惑だった。