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リセット~running start again~

第13章 合宿へGo


白樺湖の別荘

清瀬の運転でみんなはグッタリ。

「清瀬くんさー、もうちょっと、どうにかなりません?」はぁーとため息をついた。

清瀬「・・・」

そこは真っ青になったアオタケのみんながいる。

嘔吐している王子くん
白目を向いているキング君
グッとこらえている蔵原くん
などなど・・・


ユキ「別荘とは言いがたいな」
清瀬「贅沢言うなよ。これから別荘にするんだから」
他一同「??????」
「掃除しましょう」
他一同「は???」
「だーかーらー、掃除だって!」
清瀬「今夜はカレーだが、カレーのルーはしまってある。在りかは俺しか知らない。当然、も知らない。わかるよな?俺はいいんだぞ。野菜煮込みでも。素の味が出ていいもんだ。」
キング「卑怯だ」
「コスパを考えないとね。駅伝の常連校みたいにVIPな合宿はできないわけよ。ある資源をどれだけ有効に使うかだよ。」


片付け終わり

夕飯

風呂

寝る時間

リビングにはニコチャン先輩がいた。
ソファに座ってくつろいでいる。
人の気配に気づき・・・

ニコチャン「おぅ。」
「お疲れ様です。」
ニコチャン「なぁ、気になること聞いていいか?」
「えぇ。何でしょうか?」
ニコチャン「駅伝に出られると思うか?的確に俺たちのことを見てくれて日々ケアもしてくれている。きっと現役だったら選手としても優秀なちゃんだろ。そんなちゃんから見てどう思う??」
「選手としてか・・・私のこと知っているんですね。どんだけ有名人なんだよ」と苦笑ぎみ。そして続けた。「ハッキリ言うと、五分五分。いや分かりません。力をつけてきている大学もあれば、選手層が薄くなった学校もあります。うちがどの位置にいるかは、ハッキリ言って下段の方でしょう。」と淡々と言う。「でも、私は信じていますよ。箱根駅伝に出られると。うちの主将は揺るぎない覚悟がありますから。私も皆さんを箱根の舞台へ立てるように手を打ちますから。」
ニコチャン「・・・たまげたな。こりゃ、楽はできそうにないな」と空笑いする。
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