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リセット~running start again~

第13章 合宿へGo


リビングでの話を通りかかったところ、立ち聞きは悪いと思いながらも清瀬は聞いていた。
正直、驚いたと同時に胸が熱くなったのを感じた。
そっと自室へ踵を返した。

「恥ずかしいことをさらっと言いましたね。誰かの影響を受けたようです」

ニコチャン「熱いねぇ。俺も、休もうかな。おやすみ」と言って去る。

「おやすみなさい」


朝、過酷を極める練習が始まった。
「ペースが乱れてる!!飛ばしすぎ!!」

吐くものもいる
王子「オロロロロ」
「すごく頑張ってるよ。王子くん。吐き癖がついてしまうよ。堪えてね」

休憩
「みんな岩塩あるから舐めてね。水だけだと電解質狂っちゃうから。」

木陰で清瀬が休んでいるところに、アイスノンと飲み物を持っては立っていた。
「痛む?」と言って差し出す。そして、続けた。「今、みんなは向こうで休んでいるからここは見えてないよ。だから、足のケアをしてても見つからないから。」
清瀬「ありがとう。」
「どういたしまして」と笑顔で応え、スタスタと皆のところへ行く。

ここで1つの懸念があるのに私は気付いた。
清瀬君の脚は完治してないんじゃないかって。
いや、実際は完治はしているのだけど、古傷のように負担がかかると疼くのではないかと・・・
動きを見て何となく感じていることだから不確かだし、本人に言ったところで「大丈夫」しか言わないだろうな。

そうして、練習の日々が過ぎていく。
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