リセット~running start again~
第13章 合宿へGo
一足早く夏休みに入っている私は、毎日国家試験に向けた勉強はもちろん、ゼミや卒論、駅伝のことで充実している。
夜、今日も私は清瀬くんとみんなにはまだ内緒で合宿の話を進めている。
清瀬「クロカンのコースはこれがいいと思うが・・・」
「そうだね。いいと思う。得意不得意が出て差が出そう。そこが面白いわ。」
清瀬「マネージャーさんは、言いますねー」
「そりゃどうも。あとは・・・公認記録が出ていないメンバーもこの合宿で絶対に伸びると思うから絶対に大丈夫。・・・と信じてるよ。」
清瀬「ほぉ。(そんなこと言うようになったんだな。)相談なんだが、駅伝当日のメンバーの割り振りをだいたい考えたんだが・・・」と会議が進む。
そして、
ジョージ「やったーーー!!夏休みだーーー!イエーイ!」
ジョータ「夏休み、夏休み」
とハイテンションで玄関のドアを開ける。
ムサ「いよいよ来ましたね。」
神童「うん。単位を落としてないのが嬉しかったみたいだね」
タタタタタ
ガラッ
清瀬「よぉぉーし、お前たち合宿に行くぞ!」
その場にいたメンバーは避暑地だとか想像し始める。
清瀬「場所は白樺湖だ!商店街の人が別荘を持っててな。そこをお借りしたんだ。」
「ただいまー。って、合宿の話していたんだね。みんな頑張ろうね!私は一足早く行ってるから向こうで会いましょ!」と朗らかに言う。
ジョージ「先って今から?」
ジョータ「どうやって?」
「鍵を借りたり、建物の説明を受けたり、必要そうなら近隣の方へ挨拶したりしないとね。あと、持ち主の方と一緒に行くことになってるよ。というわけで、お先に!!」とスタスタと自室へ戻り、荷物をサッと取って風のように現地へ向かって行った。
ムサ「早いデスネ」
神童「さすがだよね」
清瀬「俺たちも向かおう!」