リセット~running start again~
第18章 反抗
みんな学校へ出払い、私は清瀬くんと話す。
「さっきはごめん。つい、頭に来ちゃって。」
清瀬「あぁ、いいよ。も熱いやつなんだな。」とカラリと笑って言った。
「箱根駅伝に出ることがどんなにすごいことか・・・陸上って己との闘いだと思う。陸上に限らずどんなスポーツでもそれが当てはまると思うけどね。その辺は、藤岡くんがよく言ってることだよね。」
清瀬「藤岡はストイックだからな。だから、王者で君臨しているんだろう。」
「君臨って(笑)ラスボスみたい」
清瀬「それだけ真剣だし、俺たちだって負けちゃいないさ」
「うん。」とそそくさと部屋に戻り、出掛ける支度をした。今日は私は休みである。
私はとある約束で午前中に出掛ける予定があるのだ。
藤岡くんと会う予定である。
回想
「予選会の出場おめでとう。」と声がかかり、声のする方を見ると藤岡くんがいた。
「来ていたんだ」
藤岡「まぁ、気になってな。」
「気になるのは清瀬くん?それとも、蔵原くん?」
藤岡「そんなところだ。まぁ、清瀬が作ったチームが気になる。あと、お前も入ってどんな風になったかとかな。」
「なるほどね。ねぇ、、今度お茶でもしない?そんなに時間とらないよ。情報収集じゃなくて、単純に懐かしい話をしたいだけ。私が辞めちゃった後の話とかさ。」
藤岡「分かった。」