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リセット~running start again~

第12章 発熱


医師が着いて診察をする。

医師 「扁桃腺炎だのぅ。抗生剤はこれから持ってくるからそれは飲みきるように。熱も辛そうだし、点滴するか。」

「はぁ・・・はぁ、お願いします。・・・・・ありがとうございました。」


バックの中を漁り、点滴の針を刺して、繋げて行った。
すぐ戻るからの!!と言ってそそくさ診療所へ戻った。


清瀬は黙って傍にいた。

張り詰めていた緊張が切れたような空気がある。

穏やかな時間が流れる。

解熱剤の点滴が効いてきたからか表情が苦悶から和らいできた。

「清瀬、、くん。」

清瀬 「んっ?」

「練習、行って?・・・解熱剤がね、効いてきて楽になってきたんだ。大丈夫・・・だから。ね?」

清瀬 「・・・」

「行って?・・あっ、動くのはしんどいからここにいさせてくださいっ(心細いし・・・)」

清瀬 「わかった。、行ってくる。あと少しで練習終わるから、すぐ戻ってくることになると思う。行ってくる。」

と言って、おでこを撫でて立ち上がり、清瀬は部屋を出た。

診療所の先生が戻り、処置して、薬を渡して帰って行った。

アオタケに一人、みんなの帰りを待つ。

(静かだなぁー、心配かけちゃったな。いやー、辛い。だるい。少し寝よう。)
スゥーッと寝入った。


~トラックにて~
走 「ハイジさん!」と走の声に周りも視線をハイジに向ける。

双子 「ねーちゃんは!?」

清瀬 「扁桃腺炎だそうだ。安静にしていれば数日でよくなるそうだ。」

神童 「スケジュールが過密そうでしたもんね。」

ムサ 「えぇ。夜もあまり寝てないようでしたし。」

ニコチャン「学業に俺たちの練習・・・とよくやってるよな」

ユキ「そうですね。元々、頑張りすぎるタイプなんだと思う。」

清瀬 「よしっ。後にクロスカントリーやりつつ、アオタケに戻るぞ。休憩終わり。」パンッと手を打って合図した。


そして、皆アオタケに戻る。
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