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【鬼滅の刃】【不死川実弥】だからこそと言えるように

第15章 人生観





「!?青色の?」

結衣
『…うん』

もしかして、結衣ちゃんが間に合わなかった人はこの子のお兄さんなんだろうか?


「でも、」

!?


「謝ってくれたから許すよ」

そう言って精一杯笑おうと女の子は泣きじゃくっていた。

結衣
『……。』

結衣ちゃんはそんな女の子を包み込むように抱いて、

結衣
『貴方は強くなって。
私なんかと違って、過去を力に変えられる強いひとになって。


強く生きて。』

そう言ってる結衣ちゃんの顔はすごく曇っていた。

すると首がこちらにグルンと向いて、

結衣
『善逸?覗きと聞き耳なんて変態みたい』

善逸
「イヤァァァ!!バレてたのね!!」

結衣
『…ふふっ』

その悲しさを誤魔化している結衣ちゃんを見て、俺は心がすごく傷んだ。

炭治郎
「だ、大丈夫かー!?結衣!なんともないのか!大丈夫なのか!?」

伊之助
「なんだなんだ!?なんで結衣がガキンチョ抱えてるんだ!!」

結衣
『仲直りしたよ、ねー?』

そう笑顔で結衣ちゃんに語りかけられて、少女はドギマギして。


「うん…。えっと、あの、ごめんなさい」

炭治郎
「あ、いや、確かに、助けられなかった方々の遺族もそれはそれは悲しい、悔しいだろう?気持ちは十分にわかるから、そんなに謝らないで。和解もできたんだし、ね?」


「…!///はい!」

結衣
『あ、天然タラシだ。』

なんか俺は炭治郎に無性に腹が立った!!


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結衣side
あの後、足の怪我してる私以外の隊士、つまりかまぼこ隊が少女を街に送り返していた。


少女は「兄さんがいなくなった分、暗くなったし働き手が少なくなったウチをね、私が明るくして、兄さんの分も働く!!」と意気込みを語ってくれた。


少女は強い子だなと、思う。


私は





どうも、ココ最近寝付けなかった。

今日言われて気付いたことがあるけれど


いつまでもお姉ちゃんのことをずっと引きずっているんだ。



それと、

前世のことを、忘れかけていることも。


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