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【鬼滅の刃】【不死川実弥】だからこそと言えるように

第15章 人生観





まーあれからは気まずさもなく3人と仲良く療養していた。



足首の腫れはまだ引かないので医者の診断通り骨折してるんだと思う。


1ヶ月は安静かな〜?やだな。


もっと鍛錬したいし、強くなりたい。

強くならなきゃ、ダメだもの。



と、縁側でボーとしていると。


コンコン


と、門が叩かれた音がした。

気になって門の前まで来てみたけど、これ私が勝手に開けていいやつか??

そう考えてると、ひささんがいつの間にか私のそばにいてびびった。


ひさ
「…どなたですか?」


んー?隊士にする待遇と大分違うような??



「鬼狩りさんにお礼をしたくて」


お礼!?

律儀な人なんだな。

というより幼い女の子みたいな声ね。


鬼の気配ではないし、とりあえず大丈夫だとはひささんに目配せしてみた。


ひさ
「では、お入りください」



「わー!ありがとうございます!」


とっても明るい子だな。



……表向きは。


その心の内はとても冷たい。

まあ、そうだろう。鬼狩りにお礼ってことは親族が亡くなってる可能性が高いし、少なくとも親しい人が亡くなっているだろう。

結衣
『とりあえず立ち話もあれだし、ひささん、この子部屋にあげてもいいですか?』

ひさ
「…はい」

少女と手を繋いで部屋に上がった。


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善逸
「それで結衣ちゃんが女の子連れて戻ってきたんだね」


炭治郎
「お礼だなんて律儀な子なんだね」


まー、めっちゃほのぼのしてはりますな、この部屋の雰囲気。

大方炭治郎がいるからだと思うけど。


そういう私はちょっとピリついている。

正面にかまぼこ組、そして少女と手を離さず私のそばに置いている。


その理由は……。




「……くれ」


少女がなにか呟いたとき、懐に光るものが見えた。


結衣
『…"まーそうよね"』


予期していた、

悲しいけれど、彼女にあった時からずっと。


「あああああぁぁぁ!!」

難なく少女が包丁を持って、突撃してくるのを躱した。



「くそっ!なんだよ!なんでそんなに強いのに!!


兄さんを助けてくれなかった!!」



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