【鬼滅の刃】【不死川実弥】だからこそと言えるように
第14章 これが師範、風柱である。
実弥
「結衣よォ。お前、もう少し自分大切にしろォ。結局は食ってなかったけどよ、自分から進んで危ない道には行くな」
心配、してくれてたんだ。
結衣
『…はい。』
そう、不死川さんはとっても優しいのだ。
風の呼吸を習っていた時も些細なことに気づいてくれて気遣ってくれた。
そりゃ、厳しすぎるし、鍛錬でなぜかしんどくて死にそうになる時もある。
でも足首をひねったら必要以上に鍛錬するなって休ませてくれたり。
今もこうやって気遣ってくれるから。
普段は茶化してしまうけど。
でも、茶化さないと、また恋してしまいそうで。
結衣
『不死川さんって意外に心配とかしてくれるんですね!』
実弥
「ア"ァ?今ここで落としてやろうかァ??」
結衣
『ヒィィイイ!!ちょ、多分病み上がりですよ??血鬼術解けたばっかですって!!』
風柱様は最高にかっこいいから、茶化してしまうことぐらい、許してほしい。
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あれから少しあの時の藤の家紋の家に調査が入って、元々あそこの担当だった若い女性が近くの川で死体として発見されたらしい。
結衣
『まさか新田くんがとは思わなかったなぁ』
実弥
「…そいつのこと気になるんかよォ?」
結衣
『わあっ!?』
ビ、ビックリシタ。
結衣
『いや、気になるんじゃなくてですね。
裏切られたと言いますか。あ、待って私不死川さんにあのこと言ってない。』
実弥
「…まあ、あの時は聞く気にもなれなかったしそれから機会を見失ってたし今ちょうどいい機会だなァ」
本当は、怖い。けどはぐらかすのはもっとマズイ。
私は正直に話すことにした。
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不死川さんは時々考えるようにするだけで、前世の話、ストーカーされてた話、普通に同期として接していた新田君の話、そして私が転生したことを兄や鱗滝さんは知っている事を聞いてくれた。
そして、原作の記憶が無くなって不安に思っている気持ちまで。
今は、不死川さんの顔を見るのが怖い。