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【鬼滅の刃】【不死川実弥】だからこそと言えるように

第14章 これが師範、風柱である。





実弥side




聞いたことは信じられないことで…。


でもアイツだったとしても、流石に兄貴である冨岡が信じているなら、俺も信じてこいつの心の支えになってやろうと思う。
なんだか、俺が信じてなくてアイツが信じているとなると負けたようで腹立つしなぁ。


こいつが死んだと思った時、俺は痛いほど自分の気持ちに気づいた気がする。



恋心でなくとも少なくとも、俺は結衣のことを大切にしていると。


だから、小さい事だが名前で呼ぶようにしてみたりしたが。

コイツは全然気づいてないらしい、鈍感か??


何より、コイツの言うことだから信じてやりたい。


実弥
「まあ、信じてやるかァ」


そう、俺が言うとコイツは少し嬉しそうな表情で笑った。


そう、俺がみたいのはお前の花の咲くような笑顔だ。


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結衣side


意外にも不死川さんはあっさり信じてくれた。

そうこれが!この器のお広い方が!師範、風柱様である!!
私が安心するようなこと、最近は気をつかって言ってくれるのだ。


なんだか、それに気が抜けたみたいで私は恐ろしいことを口走った。


結衣
『不死川さんといるとやっぱり安心します』



後悔しても、時すでに遅し。


てか不死川さん耳真っ赤でっせ。

私それ以上に顔が真っ赤だけど。


実弥
「そうかよォ」


不死川さんは照れてしまったようで直ぐにどっか行っちゃった。


やばい、2人きりだからか気が緩んで大変な事口走った。


あ、2人っていうのは節子は先日の件が仇となって、地震の時食器棚が倒れる時ワザと避けないで私に庇われる形で私に怪我をおわせたらしいので、クビになったらしい。


ずっと、私が憎かったと。


私は気付かないふりををしていたけど、節子さんからは恋敵として、憎悪の色がずっと見えていた。


だから、どうにも好きになれなかった。



これからは、2人で屋敷を回さなきゃ行けない。まあ、次の女中さんが来るまでだけど。


女中さんが来るまで、ちょっと楽しみだったりする。


もしかして
私は…不死川さんのこと…。


好きなのかな……?



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