【鬼滅の刃】【不死川実弥】だからこそと言えるように
第14章 これが師範、風柱である。
みるみるうちにコイツの顔が赤くなっていく。ハァ?今まで意識しなかったくせにこんな事に意識すんのかよ?コイツは。
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結衣side
結衣
『…いや、あの…』
八朔
「いちゃついてんじゃねーよッ!!」
なっ、なんてこと言い出すんだこの鬼は!
不死川さんと私は決してそんな関係ではない!!
結衣
『イチャついてなんかない!!』
八朔
「俺が君に優しくしても!君は答えてくれなかったじゃないか!俺がこっそり送り迎えしても!ご飯をドアに引っ掛けてても!君は気味悪がって俺が丹精込めたご飯を捨てるじゃないか!」
あの時の寝不足の原因2つ目、ストーカーくんは君だったんかい!!それで死にかけたんだぞ!!その後に君に殺されたけどっ!!
笑えないわっ!!
実弥
「それ付きまとってるだけじゃねぇか。気味悪がってるならやめろよ、好いてんだろ?」
え、不死川さん男前かよ。
八朔
「うるせぇ!お前なんかに何がわかる!!俺は何やってもダメで、見た目も悪くて不細工だった!!でも朝倉さんはそんな俺にも"あのクソ上司に負けないよう一緒にがんばろうね!"て親切にしてくれた!そんなの俺が好きだからに決まってんだろ!!」
あの時私が仲良くしてた唯一の同期は新田くんだけだ。新田くんは酷いことを言うようだが世間一般では不細工と言われるタイプの顔だ。
私が前世で好きな系統だった子犬系になったのはそういう事か…。
新田くん、言ってなかったけど、自分に嘘をついてまで相手によく思われようとする人を見ると私はね、胸が苦しくなるよ。
結衣
『…ストーカー、新田くんだったの。』
実弥
「すとーかーがなんだか知らんが、ただ1度優しくされただけで自分のこと好いてると思うとか、お前自信家だなァ」
新田
「そうだよ!新田八朔だよ!思い出してくれたんだね朝倉さん!!やっぱり僕ら運命の相手なんだ!!上司に"八朔なんて名前やめてよぉ〜俺は柑橘苦手なんだからさぁ〜"とか意味わからないことで怒られたところを朝倉さんは"八朔って素敵よ、気にしないで、あの人は君がどんな名前でも文句言うからさ、私も言われたしね"って励ましてくれたじゃないか!!これも俺が好きだからだろう??」