【鬼滅の刃】【不死川実弥】だからこそと言えるように
第14章 これが師範、風柱である。
結衣
『いえ、私は最近悪夢に悩まされてたんですよ。動きが鈍かったのも、判断が遅かったのも不死川さんが今日指摘されたでしょう?寝不足なんです。きっと、こいつの血鬼術。伊之助が倒してくれたと思ったのに。』
八朔
「そうだよ!君と僕が初めて触れ合ったあの"駅"だ!君の香りは、恐怖に歪んだ顔はサイッコーだったね!!」
知らねぇやつを勘違いしてコイツに手を出したのか。そもそもその知らねぇやつに手を出すことも最低だが。
実弥
「悪夢がどうした、早くしねぇと死んじまうかもしんねぇぞ!!」
コイツが、弱々しくなってると調子が狂う。いなくなるとわかると目の前が真っ暗闇になったようになる。
八朔
「朝倉さん…」
実弥
「朝倉じゃねぇよ、コイツは。結衣だろ、冨岡結衣何だよ。てめぇの狙ってるやつはコイツじゃねぇ!!」
結衣
『…そうですよ、私はもう冨岡結衣なんです。私があなたに毒が入っているか聞いた時、私のご飯を見てあなたは"焦った色"を見せた』
色……??
結衣
『そんな怪しさ満点なのに、わたしがたべるわけないじゃないですかぁ〜!』
そう言うと気色悪ぃ笑みを浮かべて元気よく立ちやがった。
結衣
『不死川さんになまじ知られたので、後で説明しますけど。私が電車に引かれたのアンタのせいなのね』
八朔
「…毒は食べてないと?」
結衣
『え、うん。怪しかったし』
八朔
「何故だ!なぜ君はそうやって"前も"、食べてくれなかった」
結衣
『大体、こっちでドジっ子なんて言う人居ないよね。そっちこそドジしたんじゃない?私はあの時あったアンタ、ドジっ子とか言うからちょっと不思議に思ってたんだけど。』
どういう事だ?
八朔
「クソっ!毒を食ってくれなきゃ完成しないのに!!この血鬼術は!!」
毒は食ってねぇと結衣は言っていた。
なら、死なねぇ?
なんだ?俺は今とてつもなくほっとしたのか?
実弥
「色々聞きてぇ事はあるが、まあ、こいつは時期に消える。結衣、休ませてぇとこだが急いで胡蝶のとこに連れてく」
結衣
『そうですねぇ、私も気になりますし、走りますか!!』
実弥
「あ"ぁ??てめぇは歩くな、俺がおぶっていく」