【鬼滅の刃】【不死川実弥】だからこそと言えるように
第14章 これが師範、風柱である。
実弥
「…忘れてくれェ」
気遣ってくれた??
私のことどうでもいい風なのに??
いや、今日もちゃんと色々指導して貰ってるし、そもそも不死川さんの部屋に普通に入れてることって奇跡なのでは??
お屋敷では私も節子さんもあまり部屋に入れたがらないから。
結衣
『…お心遣い感謝します。大丈夫って言いたいですけど、実践形式は為になりそうなんでお願いしたいです』
実弥
「…そうかィ」
お屋敷に帰るの、楽しみだな。
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実弥side
結衣
『…わあぁぁぁぁ!すっごい美味しそうですよ!不死川さん!!』
まあ、よくある宴会とかで運ばれてくるご飯でそこまで目を輝かせられるもんだ。
八朔
「…。」
まだ俺らが口つけてねぇからかしらんがコイツはさっきから険しい顔をして見ている。
結衣
『早く頂きましょうよ!絶対美味しいですって!』
なんか、怪しくねぇか?
実弥
「…オイ、テメェは食べねぇのかよ?」
八朔
「…っ!?毒でも入っていると?」
結衣
『…し、不死川さん、せっかく作ってくれたのに…』
呑気なもんだ。こいつの異常な安心はどこから来てるのか。
結衣
『…八朔さん、このご飯に毒を入れましたか?』
八朔
「…き、君も疑うのか?断じてそんなことは無い!」
結衣
『…そのようですね、不死川さんのご飯には入ってない。』
そのようですね?…。
何をわかった風に断言しているんだ。
結衣
『本来ならば不死川さんの前に私が食べるなどあってはならないのですが、お先に頂きます。なんなら、不死川さんのおかずの毒味でも何でもしましょう。不死川さん、これで食べてくださいますか?』
こいつは俺が心配してやって言ってるのに何にも分かってねぇ。
それどころか自分から真っ先に危険に突っ込んで行こうとしてやがる。
違うだろ、守るのは俺だ。
お前は大事な継子だ、今はまだ理由はそれでいいだろ。
大事な継子なんだ。
不死川
「…るせぇ、俺が先に食うからお前は口つけんじゃねぇぞ」