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【鬼滅の刃】【不死川実弥】だからこそと言えるように

第14章 これが師範、風柱である。





実弥
「…まァ、普段一緒なんだから別々で食う方が不自然だなァ」

結衣
『それもそうですね、不死川さんと一緒に食べるの楽しいですし』


……。
コイツは本当に普段からワザと言ってんのか?

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結衣
『…不死川さん、今、お風呂上がりました。お先に頂いてしまってすみません。あ、そうだ!お風呂上がりに柔軟手伝いましょうか?』

コイツ分かってんのか?
普段俺の事を助平、助平言いやがるしよォ。

子供と言えどももう15歳だろォ。
"そういう知識"がねぇのか?

俺は確かに隊士として厳しく鍛錬をしているが…。

男は全員もれなく狼だ。
それに俺は最近コイツがいるから自重して遊郭も使ってねェ。

手を出さない、そう言い切る自信が



ない。



実弥
『……。
柔軟はいいから、もう部屋入って寝ろォ』

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結局、注意できなかったしなァ。
したところでコイツからしちゃただの変態だろォ。

八朔
「では、お夕飯ができるまでお風呂に入るかゆっくりなさっていてください。」

結衣
『では部屋でお風呂の支度してから不死川さんの部屋に伺いますね。』

実弥
「あ?」

だからわかって言ってんのか?

結衣
『え…?』

八朔
「…では、僕はこれで、丹精込めてご飯作りますね!結衣さん、風柱様」

結衣
『…ありがとうございます。』

実弥
「お前、わかって言ってんのか?」

ダメだ、これ以上は今後の俺たちの関係や仕事に支障が出る。

ここは一髪ガツンと言って距離を取って貰わねぇと…。


…。



アホらし、何を気にしてんだ俺は。
コイツは俺をなんとも思ってねぇだろ。
俺もそうだろうがよォ。

別にこいつのことを好いてる訳でもねぇ癖によォ。


…。


本当にそうかァ?



そういう欲はあるから遊郭行ったりするが。
そこで恋愛なんて俺は起きねぇと思ってる。
少なくとも、俺と遊女の間には。



が、最近のコイツに対する俺の態度は完全に…。


いや、違う、俺はもう恋愛なんてしてる場合じゃねぇだろ。




''アイツ"だって、結局は死んじまった。





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