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【鬼滅の刃】【不死川実弥】だからこそと言えるように

第14章 これが師範、風柱である。





心配してないのか…それってどんだけ血も涙もないんだこのおはぎ柱!!!


実弥
「おィ、今失礼なこと考えてんだろォ」


結衣
『ななっ、なんのっ…なんのことでございましょうかねぇ〜』


実弥
「…くくっ…声裏返ってんぞォ」


結衣
『…っ』


不死川さんが口を片手で少し隠しながら、流し目を送ってきて笑う仕草がほんとに少し、ほんとにほんとにほんのすこーーーーしかっこよくて…。

ダメだ、一緒に暮らすとこうなるから嫌なんだ。

体は思春期だから、体に精神年齢を釣られてるからかどうも惚れっぽいようで。


もう嫌なのに…。


結衣
『…明日、どうしましょうか』


実弥
「話の戻し方強引過ぎんだろォ…ククッ…」


だから、そんなに楽しそうにしないでほしい。
不死川さんだったらぶっきらぼうにしてくれると思ってたのに……。そういうことにはならないって思ったのに。



好きな人には生きていて欲しい。

好きな人が鬼狩りだと訃報を聞いてしまうし。
先に逝かないで欲しい。


もう、悲しい涙は流したくない。



これ以上大切な人を失いたくない。



結衣
『今回は長くなりそうですね、頑張らないと…』


このトラウマを悟られたくなくて、不死川さんとの合同任務に集中することにした。


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合同任務は滞りなく終了し、私の鬼の総討伐数は35を迎えました。

3日ほどに渡る任務だったのだが、任務が終わったのが夜だったこともあり、すぐ帰らずに藤の家紋の家で一晩休んでから帰ることになった。
ちなみに節子さんには鎹鴉を飛ばしました。
私の鎹鴉の六出(むつで)が届けてくれました。

てっきりかまぼこ隊をもてなしていたひささん的な人が出てくると思っていたのだが…。



「…ようこそ、おいでくださいました。精一杯おもてなし致します!!」


クッソ好青年みたいな人出てきたな、オイ

見た目はなんというか子犬系だし、は?イケメンなんだが!?

実弥
「一晩泊めてくれェ」


「ええ、もちろん!
ささっ、そちらのお嬢さんもどうぞお上がりください」

結衣
『…ありがとうございます、お世話になります』


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