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【鬼滅の刃】【不死川実弥】だからこそと言えるように

第9章 最終選別と蒲公英




止めに入るか……?

すると、玄弥の右腕を炭治郎が掴んだ。

玄弥
「……あ"?」

炭治郎
「この子から手を離せ。話さないなら……折る!」

玄弥
「あ"ぁ"?なんだテメェは!?」

やっぱ止めに入ろうかな……。

結衣
『離した方がいいですよ。貴方が掴んでらっしゃる方がどなたかご存知ありませんか?』

玄弥
「あ?知るかよ」

……どうやって止めたら……。

善逸
「ひぃぃい!!ど、ど、どうしよう!?」

結衣
『そのまま離さなければ……多分炭治郎は本当に腕折りますよ?良いんですか?』

玄弥
「……やってみろよ」

えぇ……?
どうするよ炭治郎……?って感じに炭治郎に目配せしてみたら「任せろ!」って感じに見つめ返してきた。

えっ?それってもしかして……?

炭治郎がすぅっと息を吸って……

……そして……


折った……。


意外とバイオレンスだな!?炭治郎!?

輝利哉
「お話は済みましたか?」

玄弥
「ぐっ……」

……流石は輝利哉様……。どんなことにも余裕を持って接する姿勢を崩さないとは……。

結衣
『……お待ち下さい!……同期隊員の無礼を詫びてもよろしいでしょうか?』

私はとにかく私が咎められたりすると怖いのでとりあえず謝っとこう。

輝利哉
「冨岡様が謝罪なさる必要はありません。顔をあげてください」

炭治郎
「……冨……岡……?……え!?」

あ、名乗る前にバレちゃったよ。どうしよう。

てか、話進めた方がいいよね?

炭治郎からの熱い視線は放っておこう!!

輝利哉様に目配せする。

すると、何かの布が引かれて出てきたのは、玉鋼だった……。

輝利哉
「では、こちらから玉鋼を選んで下さいませ」

いっぱいあって悩むな……。
てか私刀あるけど……?

結衣
『……私も選ぶのでしょうか?』

かなた
「新入隊員でございますので」

輝利哉
「鬼を滅殺し己の身を守る刀の鋼は」

かなた
「ご自身で選ぶのです」

……どれにしよ。
ほとんど同じ形にしか見えないなぁ……。

善逸
「多分すぐ死にますよ、俺は」

はい、そこー!!
そんなネガティブなことすぐ考えない!!

ほんと、どれも一緒。
みんなも多分そう思ってるよな。


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