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【鬼滅の刃】【不死川実弥】だからこそと言えるように

第9章 最終選別と蒲公英




_______________おかえりなさいませ。

あぁ、話しかけようとしたのに……。

んー!でも!かなた様と輝利哉様の美しい声がするのはとても嬉しいです!!

……限界オタク感がすごいな……。

かなた
「おめでとうございます」

輝利哉
「ご無事で何よりです」

あー、やっぱり声がいいんじゃああ!転生して良かったなぁなんて馬鹿みたいに浸っていると

玄弥
「で、俺はこれからどうすりゃいい?……刀は?」

かなた
「先ずは隊服を支給させて頂きます。体の寸法を測り、その後は階級を刻ませていただきます」


輝利哉
「階級は十段階ございます」

甲(きのえ)
乙(きのと)
丙(ひのえ)
丁(ひのと)
戊(つちのえ)
己(つちのと)
庚(かのえ)
辛(かのと)
壬(みずのえ)
癸(みずのと)


かなた
「今現在皆様は一番下の癸でございます」

玄弥
「刀は?」

刀刀うるさっ!!丁寧な説明をして下さっているのに!!

かなた
「本日刀を作る鋼、玉鋼を選んでいただきますが、刀が出来上がるまで十日から15日かかります」

玄弥
「……はぁ、なんだよ?」

態度悪っ!?口悪いのは100歩譲って良いとして!
質問に答えてくださったのに……?あんな態度?

社会人じゃ終わりだよ、そんなん。

だが、かなた様は気にする様子もなく、「その前に」と前置きをして手を叩いた。

すると聞こえるカァカァという声。そしてカラスが私の左腕にチョンっと止まった。

……これってもしかして?

輝利哉
「今から皆様に鎹鴉を付けさせて頂きます」

か、鎹鴉!!

なんか、鴉って怖いイメージがあったけど……この子かわいい!!

「鎹鴉?」とオウム返しをした炭治郎に「鎹鴉は主に連絡用の鴉でございます」とかなた様から説明が入る。

善逸
「……鴉?これ、雀じゃね……?」

……怖がったから雀になったんじゃないっすか?善逸さん。

「ふざけんじゃねぇ!!」という玄弥の叫び声に善逸が「ひぃっ!?」と無事、ビビったところで、問題のシーンへと移っていく……。

玄弥がかなた様、輝利哉様に近づいて行く。

私は……どうすればいいのだろうか。

玄弥
「どーでもいいんだよ鴉なんて」

そしてかなた様の髪を鷲掴みにし「刀だよ刀!!今すぐ刀をよこせ!!鬼殺隊の刀!!"色変わりの刀"!!」

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