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【鬼滅の刃】【不死川実弥】だからこそと言えるように

第9章 最終選別と蒲公英



なんやかんやで善逸と別れた。
そんで今三日目の丑三つ時くらいだと思う。
そう言えば炭治郎と会ったのに自己紹介をしていないことを思い出し、落胆していると……。

「ウギャァァァ!!」

と、鬼が現れた。

『全く……叫び声しかあげられないのか……?』

鬼の首を難なく切り離す……。
カナヲに負けてられない!!
私も綺麗なまんま7日間生き抜かなければっ!
まあ、今までに数え切れないほど鬼を切っており正直刀を使い古していたのもあるが刃こぼれした箇所が1箇所あり、内心焦っている。

『笑止千万っ!』

やったぜ!決めゼリフを言ってやったぜ!!
まあ、私が個人的に気に入ってる義勇さんの決めゼリフなのだが……。
最終選別ってことはもうこのセリフ出てるんだっけ?お兄ちゃんから……。

すると後ろからカサカサと何かが擦れた音がする。多方、葉っぱであろうけど。

ん……??あそこに、赤毛の少年が見える……。
炭治郎じゃーん!ベリーナイスタイミング!

……もしかして今の聞かれてた!?

結衣
『赤毛くんか……。生き残ってたなんてお互い運がいいですね』

炭治郎
「あ、この前は本当にすまなかった!」

結衣
『いえいえ、君のような心の綺麗な人にはどうにか生きていて欲しいものですからね』


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炭治郎side

……今、なんと?

心が綺麗……?嬉しいな……!!

でも俺にはむしろ君の方が儚く綺麗に見える。
どこか誰かと似ていて……。
優しく暖かい匂いがするのに……。どこか冷たい匂いがする。なんでなんだろうか?こんなにも優しく微笑む人なのに……。

結衣
『君、頑張ってくださいね。それでは失礼します』

「あっ!……」

行ってしまった。速すぎて止められなかった。
冨岡さんと初めて会った時みたいに……。

瞬きの間に居なくなってた……。

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結衣side

ああっ!!もう!なんでこんなタイミングで遠目に鬼を見つけちゃうかな!!色といい視力と言い私は五感組で言うところのカナヲと被るが目に色々あるらしい。多分視力マサイ族並にあるよ!?

多方現代の単位を使うと700m先、右方向に居るよ、居やがるよ……。
てかナビみたいだな、おい!?

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