【鬼滅の刃】【不死川実弥】だからこそと言えるように
第6章 暗闇の底で
あまね様
「受けていいもなにも、貴方には先程拒否権はありませんと言いましたよ?もちろん、隊士になって頂くまでどんな援助も惜しみません。貴方の幼少からの才能。それを水柱様から聞き、旦那様が私に任せると仰ったので。」
ん?才能?私なんか才能あったけ?
結衣
『あ、あの、私に、何の才能があるのですか?』
あまね様
「幼少期からの運動能力の高さ、そして今もう既に全集中常駐をこなしてらっしゃいますが、それもかなり初歩の段階で既に身につけていらっしゃったのですよね?」
結衣
『はい……。ですが、私は……水の呼吸が……』
なんか、言っててすごく悲しい!
あまね様
「いえ、貴方は確実に戦力になります。呼吸があってないだけなんですよ」
へ?どゆこと?
あまね様
「ですから、今から色変わりの刀で適正呼吸を調べるのです」
What's? What are you saying?
結衣
『い、色変わりの刀ですか?』
あまね様
「ご存知ないですか?」
結衣
『あ、えっと、知ってるは知っていますけど……私隊士ではないですよね?それなのに、私にこう、費用を出すのって、正直に言うと……』
あまね様
「いいですよ」
結衣
『無駄金になりかねないのでは?水の呼吸を使えないような奴ですよ!?』
あまね様
「だから言いましたよね?呼吸が合ってないだけだと。全集中を使える時点で、貴方に呼吸の才能はあります」
んんん?まじか!?
あまね様
「着きました」
え、でかくねここ?
でかくね?
結衣
『あ、えっと……』
あまね様
「ここが、水柱様の御屋敷になります」
いや、でかくね?
あ、あまね様が呼びに行ってくださると……?
結衣
『あ!いや、えっとあまね様にそんなことしていただくのは!!私が呼んで参りますので、少々お待ちください!!』
あまね様
「わかりました」
超綺麗だと言うのになんというか謙虚すぎない上に立つ姿勢も持ちつつ、任せっきりじゃないって最高の上司かよ、最高だな!!
結衣
『あまね様、凄いいい!!』
義勇
「……結衣?」
ああああああああぁぁぁ!!
結衣
『な、なな、何かなお兄ちゃん!?』