【鬼滅の刃】【不死川実弥】だからこそと言えるように
第5章 兄と錆兎
錆兎
「錆兎と呼んでくれると嬉しい」
どうしたんですか!?
結衣
『へ?What's up?』
錆兎
「わっさ……?あぁ、異国語か?」
結衣
『あ、いえ!』
やばいやばいやばいやばい!何とか誤魔化さなきゃ!
結衣
『あまりに驚いたので……変な言葉が出ただけです』
いけたか……?
錆兎
「そうか……」
ホッ……
錆兎
「それで、敬語と呼び方はどうなったんだ?」
あ、忘れてた。
結衣
『いいんですか?』
錆兎
「ですか?」
あ、もうこれ拒否権とかない感じ?
結衣
『いいの?錆兎…………さん』
錆兎
「くくっ……さんも無しでいいと言っただろう?」
結衣
『さ……びと……。』
なんかすごい恥ずかしい!恋愛小説とか漫画とかあんまり読まないから分からないけど恋愛小説とかでありそう!なんか!
錆兎
「……///なんか少し小っ恥ずかしいな……」
誰か!誰かこの空気をぶち破って!!
義勇
「錆兎と結衣!仲良くなったんだな?」
ああ、お兄ちゃんありがとう!今すっごい助かってる!
結衣
『そ、そうなんだぁ!えっへへ!』
えっへへとか初めて言ったよ。
3次元だったらかなり痛い。しかもまだギリ20代の女が。
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朝です。早いよねやっぱ超健康。
そして山に登り始めました。
結衣
『〜♪』
錆兎
「楽しそうなところ悪いが、この山を降りる時鱗滝さんお手製の至る所に仕掛けられた罠を避けなければならない。」
いや、知ってるんだけど、知ってたらキモイよな……
結衣
『え、そうなの?』
義勇
「うん、だから結衣も気をつけてね。」
結衣
『うん』
いや、私って意外と抜け目ないというか、来た道とそこにある気づけた罠はしっかりと暗記してるんだよ!
錆兎
「もうすぐ頂上だ」
鱗滝さん
「きたか……」
え
ん?え?下にいらっしゃらなかった!?
え、ほんとにいつの間に?
鱗滝さん
「では、鍛錬を始めよう」