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【鬼滅の刃】【不死川実弥】だからこそと言えるように

第4章 兄





だめ、だ。俺も意識が遠のいていく……。






「おい!?大丈夫か!?おい!しっかりしろ!!」





義勇
「い、もう、とを……。」




「い……もいるぞ!!だ……しっか……ろ!!」




俺の意識は途切れ、夢へと移っていった。




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結衣side



……。ん?

目覚めたんだが、どこか見覚えがある……。
と言うよりお兄ちゃんはどこ?



「おい、目が覚めたか?」




あれ?このエレンボイスに似た声……。




ん!?エレンボイス!?まさか……!?




錆兎さんじゃないですかーヤダー!!



『あ、あの……』



錆兎
「あ、いや、怒っている訳では無いんだ。」




『いや、違うんです……お兄ちゃんがいるんですけど……』




錆兎
「ふふっ」




いや、なにわろとんねん!

てか、かっけぇなおい!!美しい笑顔だなおい!!



『あの、なにか?』




錆兎
「いや、すまない。馬鹿にした訳ではないんだ。……そうだな、兄弟だなぁと思っただけさ。」




?どういうこと?




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義勇side



義勇
「ん……?」




何処だ?此処は。
それより結衣は?





「目が覚めたか……」




義勇
「だ、誰だ!!」




知らない人だ……。警戒は怠るな。






「そう身構えるな。俺はお前をどうこうしようなど考えていない。」





そう言われて、素直に警戒を解く奴がいるか。





『俺には妹がいる。妹はどこだ!?』





「あぁ、お前によく似た少女なら、横の部屋に寝かしている。2人とも酷い衰弱だったそうだ。」





隣か?


俺は急いで向かった。



そこには布団の上ですやすやと眠っている結衣が居た。

良かった……。



義勇
「礼を言いたい。俺は冨岡義勇と申します。お名前を聞いてもいいですか?」





「急に改まるな。俺が助けた訳では無いが、礼はこちらから伝えておこう。錆兎と言う。歳は近いようだから、敬語はいらない」





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