第1章 プロローグ<共通設定>
相性最悪なボディってどんだけ欠陥品なんだよ!!!!
闇の鏡そんなこと言ってなかったじゃん!!!!
契約違反じゃないのコレ!!!!
異世界が全部自分有利に動くとは思ってなかったけど、チュートリアル(闇の鏡)が詐欺まがいなことしてくるとは思ってもみなかった。
クロウリー「衣類はこちらで改めて用意しておきますので、とりあえずそこにある箒と雑巾を持って植物園の清掃を行って下さい」
ユウ「え?」
クロウリー「植物園は、この建物から一番近くにあるドーム状の建物ですよ」
クロウリーはそう言うと、ささっと見を翻し姿を消した。
ユウ「………」
うーん…。
なんかおかしい。
グリム「おい、子分!なにをさっきから難しい顔してるんだゾ!」
ユウ「うーん…いや、ちょっと違和感というか…、掃除の場所って植物園って言われたよね?」
グリム「なんだ。お前もう忘れたのか?記憶力の無いやつなんだゾ~!」
やかましいわ!
それに今のは忘れたわけじゃなく、あくまでもただの確認で…。
ユウ「……ん??記憶…???」
さっき学園長に植物園の掃除をしろと言われた時、私の頭には「え?メインストリートじゃないの?」って言葉が浮かんだ。
もちろんメインストリートなんて知らないし、さらに言うならこの世界の倫理観でさえ知らない。
魔法を使うことはタブーじゃないっぽいけど、魔法がどこまで許されているのか。
魔法を使える人間と仕えない人間で差別は無いのか、とか。
まさに未知の世界のはずだ。
グリム「…ーい、ユウ!おいっ!…ダメだ。全く聞こえてねーんだゾ」
だけど私は知っていた。
記憶には無いのに、確実に私はこの学園を覚えている。
ユウ「………」
植物園の真ん中で、思考に耽っているユウの傍でグリムが好都合とばかりにふかふかの草の上に寝っ転がった。
そんなグルムを視界に捉えつつも、ユウも道の端に腰をおろす。
正直、これが現実なのかは定かじゃない。
でも夢だと思って軽く過ごしてしまった事実は消えることはない。
特に昨日の闇の鏡との会話。
ユウ『契約がしたいの、貴方と』
そう嬉しそうにユウは微笑んだ。