第2章 エース・トラッポラという男(本編沿い)
グリム「オレ様を無視すんな゛ぁあああああ!!!!!」
ぼわっ!!
エース「おっと!」
ユウ「うひゃ!?グリム!?」
いきなりグリムが私達に向かって攻撃をしてくる。
生徒「お?乱闘か?」
生徒「いいぞいいぞーー!!」
私達の様子を見ていた生徒たちが面白がって足を止め、野次を飛ばす。
グリム「ごちゃこちゃウルセー奴らなんだゾ!!ムシャクシャするから誰でもいいからボコらせろっ!」
怒り発散出来ればいいのかよグリムさんっ!!!!!
つーか、なんでマジグリムまで敵ポジにいるのっ!
単細胞だとは思っていたけど、ここまで本能に忠実だとは思わなかった!!
なぜかモンスター1匹とピカピカの1年生と清掃員が互いに睨み合うという野次馬からすれば腹抱えて笑い転げそうな状況になっている。
グリム「ふなああああああ!!」
怒りに任せて炎を吹きまくるグリム。
っていうか本当に見境なしとか、昨日からずっと親睦を深めてきたと思っていたのに残念すぎるぞグリム。
あとで絶対その毛むくじゃらの身体をモフモフしてやるから覚悟しときなさいよっ!!
エースは手慣れたように風魔法でグリムの炎をいなしている。
(やっぱりあのペンで魔法出してるっぽい…)
幸いにも炎も風の魔法も余裕をもって避けれる程度には身体能力が向上している。
グリムの炎は範囲が大きいし、なによりすばしっこい生き物の口を封じるのは難しい。
だけどエースならグリムの攻撃に合わせて狙えばあの魔法のペンを弾き飛ばせすことが出来るはず…。
グリム「ふんなああああああああああああ!!」
エース「何度やってもオレの風の魔法でーー」
エースがグルムに向かってペンを向け、魔法を発動させる。
ーーよし。魔法を使えない私に向けて、エースが炎が矛先を変える。
その炎でエースの手元が私の視界から消え、誰からも攻撃されることはないという油断が生まれるはず。
ユウ「いまだ!!!!」
炎に向かい数歩で助走をつけ、大きく宙返りをした。そして私の行動に度肝を抜かすエースを飛び越え着地。
エース「はぁあ!?!?」
ユウ「私の勝ちね!!」
そう笑顔で告げると、ユウはエースのペンを足で弾き飛ばした。