第9章 honey.9
顔を背けて快感に耐える俺の顎をクイッと持ち上げた生物教師。
「…嫌なのに快楽には逆らえない。そそるね、その顔…」
「こ…っの、ドS変態教師…っん」
「否定はしないよ」
息を乱した生物教師は上下に扱く手を止めること無く、俺の唇を塞いだ。
「ん?!!」
「口開けて…?」
なんで好きでもない奴とキスなんかしないといけないんだ。
つ、とそれまで我慢していた涙が頬を伝う。
「……」
口を開けない俺を見下ろした生物教師が、胸と先端を同時に責める。
「うぁっ?!…んっ、んぅ」
声が漏れ俺の口が開いた瞬間、生物教師の舌が口内に滑り込んできた。
「んっん…ゃ、…はっ。…ふっ、う」
「はっ…」
くちゅっと逃げる俺の舌を生物教師の舌が絡め取る。
少しタバコの味がしてむせ返りそうになる俺を抑えつけて、生物教師は深く舌を差し込んだ。