第1章 honey.1
別に今更ヤることをどうとは思わないが、やられっぱなしなのは癪に触る。
俺は攻めるほうが好きだ。
…いや、今はそんなことはどうでもいい。
どうにかしてこの腕を取らないと、形勢逆転を狙うことも出来ない。
グイグイと手を引っ張ったりしていると、俺に跨っていた歩ちゃんが自分の服に手をかけた。
プチンプチンと一つずつボタンが外されていく。
その服の下に隠れた肌が次第に露わになっていくのを見て、反射的にゴクリと唾を飲み込んだ。
健全な男子高生が生の女の肌を見て興奮しないわけがない。
しかもその肌は真っ白で、今まで抱いたどの女の肌よりも綺麗だった。
慣れた手つきでボタンを外していく姿に、流れ落ちる髪を後ろになでつける姿に俺は…。
………ん?
なんだコレ…。
その時俺はふと気が付いた。
腹の上に感じる違和感。
硬い何かが押し当てられ…。
首を傾げた時、全てのボタンが外れ歩ちゃんの肌が露わになった。