• テキストサイズ

俺は妹に犯される。

第7章 honey.7







「真澄に何か用?」





その声にばっと後ろを振り向けば、ちょうど彰が男の胸ぐらを掴み上げている所だった。

ニコリと笑みを浮かべているのに彰のその瞳はナイフの様に鋭く、いつも一緒にいる俺でさえぞくっと背筋に悪寒が走る。

ギリギリと胸ぐらを締め上げて行く彰に、俺は慌てて間を割ってそれを制止する。

「何やってんだよ!」

「まっすんは黙ってて」

……っ!!

止めに入ったはずの俺の手首を彰は掴んで、そのまま片腕で抱き寄せる。

怒鳴った訳ではないのに低く、それでいてドスの効いた声。

こんな声を出すときは本当にキレている時だ。

事態の重さを把握した子猫が腕の中で小さく鳴く。

その背中を撫でながら俺は彰と4,5人の男達とを交互に見た。


/ 321ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp