第4章 honey.4
突如感じた違和感にビクっと体が跳ねるが、それを抑え込むようにして歩は指をぐっとねじ込んだ。
いっ…!!
「一本でもキツイね…」
はあっと吐息を零す歩が俺を見て笑う。
どこに指突っ込んで!
「いた、ぃ…からっ…!」
「大丈夫。そのうち良くなるよ」
そのうちっていつだよ!
っつかこんなんで良くなる訳ねーだろっ!
痛みしかない快楽を与えられ、ガクガクと腰が引ける。
歩は逃がさないと言うように腰を掴む。
「ぃ、うっ…あ…ぁ」
「…増やすね?」
「や、だめっ…ぁ!!」
なっんだよコレ…。
二本に増えた指が俺の中をかき乱し、入ったり出たりを繰り返す。
「んんっ…く、っ!」
「結構、慣れてきた…」
のけぞるようにして震える俺を見て、歩は満足したようにふっと息をつく。
ぐちゅ…ぐちゅ。
「あっ、んっ…んぅ」
力入んね…。
女はいつもこんな感覚でヤられているのか。
ぼーっとしてきた頭でそんな事を考えながら、抵抗出来ない体は歩の指を受け入れていた。