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せくしぃろまんすうぇぽんすとーりー(仮)

第6章 追憶~出会い~


「ラドム博士。博士もこの子にご用?」

「そんなところですわ」

ラングレー基地ではマリオン・ラドム博士を中心人物として【ATX計画】という、地球に迫る異星人に対抗する為の強襲用人型起動兵器の開発が進められている。

「あなたにもATX計画を手伝ってもらいたいのです」

「え?あたし、まだ勉強不足で…」

「整備したPTを見ましたが、問題ありません。足りない箇所は私の所で勉強すればいい。それに…ゼンガー少佐からの推薦もありましてよ」

「親分が?」

セイカが彼に懐いているのを知らない人間はいない。
名前を出せばリアクションがあると考えての事だったが、実際本人からの推薦があったのは事実だった。
慣れない環境への順応も高く飲み込みも早い彼女を組み込めば、新型PTの開発も順調に進むだろうというのがゼンガーの見解だった。

迷う事なく彼女は二つ返事でマリオンの助手としてATX計画に携わることになった。
仕事中毒で自己顕示欲の高い彼女だったので、日頃からセイカの苦労は絶えなかった。
けれどめげずにひたすら勉強を重ねていった。

その後、実戦テストと戦闘データ収集の為にテスラ・ライヒ研究所からグルンガスト零式と共にリシュウ・トウゴウが出向してきた。
剣の事に関しては厳しいが、普段とても優しくいつもマリオンに叱られていると助けてくれるセイカにとって頼もしい味方だ。


しばらくしてATXチームが結成。
ゼンガーを隊長とし、メンバーはエクセレンの他、新しく配属されたブルックリン・ラックフィールド。
専属メカニックとしてセイカが選ばれた。

「え!あたし、整備員見習いだよ?」

「今ではATX計画の関係者でしょう」

「見習いの域も超えておるじゃろうに」

ツッコミが来る中、本人としては予想外でドキドキが止まらない。

「これもゼンガーや司令直々の推薦らしいのう」

「えっ!親分としれいが…」

そこまで彼らが自分に対して信頼を置いてくれていることにセイカは感極まった。

「よーーし!セイカ・タチバナっ、頑張っちゃいます!!」

闘志に燃えたその姿は、やる気に満ち溢れていた。


「意気込みすぎて問題を起こしたら、許しませんわよ」


マリオンに釘を刺されて一気に血の気が下がり、失敗後の仕打ちを恐れて眠れぬ日が続いたという…。
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