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せくしぃろまんすうぇぽんすとーりー(仮)

第6章 追憶~出会い~


一人置いていくわけにもいかないとのことで、コックピットに乗せてもらって彼が所属しているという基地に行くことになった。
コックピットは一人用の為か少し窮屈だったけど、辛くは無かった。

「固定はしておくが…少しの間、辛抱して俺に捕まっていてくれ」

「う、うん、わかったっ」

機体が動き始めると、振動が伝わってくる。

(あ…乗り心地ってこんな感じなんだなあ…)

割と揺れるんだなーとぼんやり思っていた。
そして、きゅっとゼンガーにしがみつく。
密着すると規則正しく動く彼の鼓動を感じて、ゆっくりと目を閉じる。


(…あったかい。この人の、心も…)


しばらく誰かにくっつくこと、なかった気がする。
心配されてるかな…悲しませてるだろうな…
置き去りにしちゃった。ごめんね…

ぼんやりと、誰かしらの姿が一瞬のうちに少女の脳裏をよぎっていく。
様々な思いがぐるぐる巡る。
巡りすぎて頭と体が重くなっていき、目を開けられなくなっていく。
微かに遠くで呼ぶ声が聴こえる気がしたけれど返事をすることができず、やがて意識が沈んでいった。





次に気づいた時には見慣れない天井。
緩く首を動かしてみると自分が横たわってる事に気づいた。
こちらに気が付いた女性の人、多分看護師さんが静かに声をかけてきた。

「具合はいかがですか?」

少しボーっとするけど、さっきのように頭も身体も重くなるような感じはしない。
大丈夫ですっ、と言うと看護師さんは安心したように微笑む。
ゆっくりと体を起こそうとすると支えてくれたので、その拍子にここは何処なのかと尋ねるとラングレー基地という場所だと教えてくれた。
さっき彼が言ってた基地がここなんだろうと瞬時に理解する。
移動中に気を失って、医務室に運ばれたんだということも。

時間が経って普通に動けるようになり、看護師さんがくれた水を飲んでいるとゼンガーが入ってきた。
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