第5章 決意
(…今度は、お前に助けられてしまったのだな。俺は)
何処にいようとも、少女は自分の姿を見つけるといつも嬉しそうにやって来た。
『おやぶーんっ』
どんなことがあっても怯まず、いつもにこにこと笑っていた。
それがセイカの強さだと知っていた。
初めて出会った頃から―
そして…最期の最後まで、少女は涙を浮かべつつも笑っていた。
『絶対に生きて…ね?』
あの時からゼンガーは、考え始めていた。否、以前から考えていた。
現状のままでは連邦政府はDCやコロニー統合軍には勝てない。
打開策を見つける必要があった。ラングレー基地の犠牲を無駄にしないためにも。
そう…“劇的な策”が。