• テキストサイズ

せくしぃろまんすうぇぽんすとーりー(仮)

第4章 別離


『ユンさん、状況はどうですか?』

『宇宙衛星がコロニー統合軍に押さえられてから、少しの妨害でも敵の動きが掴み難いためにはっきりしません』

ヒリュウ改ブリッジオペレーターのユン・ヒョジンが答えた。

『やっぱり同じかぁ…各防衛ラインのレーダーもやられちゃってるし、衛星使えないし、危ないなぁ』

『万一の事を想定して、策を打っていたようだな…敵ながら見事だな、あの男は』

ゼンガーが言っているのは、この前基地を襲撃してきた指揮官機に乗っていたテンペスト・ホーカーのことだろう。

『おじさま、できるだけ早いうちに出発した方がいいかも』

『そのようだ。虎の子を奪われるわけにはいかんしな』

そう言ってジョナサンが乗った輸送機が離陸した時、セイカは危険を感知した。
彼女には音として感知しているものの、周りにはそれを気づく術はない。
虫の羽音よりも小さいが、その音は確実に近づいてきているのがわかる。

『おじさま!やっぱ引き返して!』

『な、なんだって?!』

と、セイカが叫んで数分しないうちにレーダーに反応が見えた。

『艦長!AMらしき機体が急速接近してきます!』

数は十数体。この間の襲撃よりやや多めではある。
すると、ゼンガーから通信が入る。

『機体のマーキング…あれはDCのものではない、コロニー統合軍だろう』

『お空の上にいるもう一つの敵ってやつですね』

『ケッ、あいつら宇宙に敵がいないからDCの手伝いに来たっていうのか!』

基地にやって来た敵部隊は、コロニー統合軍トロイエ隊。
選りすぐりの女性パイロットのみで構成された部隊である。

『…あれが、ヒリュウ改。そしてATXチームか』

『ユーリア隊長、ここで時間を無駄にするわけには…』

『彼らがどれだけの力を持っているか、この目で確かめてみたい』

『ハガネと同じ様に、ですか』

『その通りだ。狙いは輸送機と敵機の迎撃。いいな?レオナ』

『了解です』

敵機の動きが変わった。狙いを絞ってきたようだ。
/ 50ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp