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せくしぃろまんすうぇぽんすとーりー(仮)

第1章 ATXチーム


ドォォォォォン!!!

搭乗していた輸送機タウゼントフェスラーの突然の衝撃音と共に、機体が大きく揺れた。
ちょうどフロリダから所属基地の北米支部ラングレー基地に戻っている最中の出来事であった。

「きゃああっ」

嫌な予感がして操縦室に向かったセイカ・タチバナは中に入ったところで激しく身体を振られた。
原因は―

「右舷に被弾!3時の方向から敵機…こ、これは…バグスです!!」

「あっちゃ~、やっぱ来ちゃったかぁ」

体勢を崩していたセイカは半分涙目で、レーダーを確認した。
識別はAGX-バグス。
エアロゲイターの無人偵察機である。
見た目は本当に、虫型の機体。数は7機。
タウゼントフェスラーではさすがに振り切れそうにない。
っていうか本当に振り切れなかった。
バグスはどこまでも追いかけてくる。
弾幕も張りながら撒こうと試みたが、やはり輸送機。
通常の戦闘機ならまだしも無理があった。

「これ以上は無理です!」

「ん~っ。これじゃあ時間に遅れちゃうねぇ」

のんびりとした口調で話しているセイカ。
焦っていないわけじゃないけれど、性格上彼女はこんな感じなのである。
隣のパイロットは懸命に敵機を振り切ろうと奮闘していた。

『セイカ、俺が出る。ハッチを開けてくれ!』

通信が入り、そこに青年の姿が映し出される。
それはセイカと同じくタウゼントフェスラーに搭乗している
ブルックリン・ラックフィールド少尉。
そういえば見当たらない。
今ここにいるのは、操縦しているパイロットとセイカだけ。
と、いうことは…

「って、一機だけでやっちゃう気ぃー?」

『一機しかないんだから当たり前だろ。ここで落とされるわけにはいかない』

「時間も予定より遅れちゃってるから、きっと今頃ハカセ怒ってるかなぁ…救難信号は?」

「先程送りました」

「じゃあもうちょっとかかるね。ん~…しょうがないなぁ。
ブリット、落とされちゃダメだかんねっ」

『ああ、わかってるっ』

「ハッチ開けるよ。
ゲシュペンストMk-ⅡタイプTT射出します!」

タウゼントフェスラーから、一機のパーソナルトルーパーが飛び出した。
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