第2章 【リドル】It's tea time②
返事をしてこないサユであったが、少し後ろを向いてきた彼女の視線を見ればその返事は聞かずとも分かるものだった。
リドルは、そのまま彼女のナカへゆっくりと侵入していき、
最奥まで挿し込まれたリドルのモノは、先ほどと変わらずビクビクと脈を打ち、彼女のナカを堪能している。
このまま動かれたら、またすぐにイッてしまいそうだと思いながら、サユは背後にいるリドルの手を空いている手で掴んでみた。
握り返していたリドルの温かい手。
サユがギュッと、彼の手を握りこんだのを合図にリドルは自身の出し入れを始めた。
規則的な律動がサユの身体を揺さぶる。
甘い吐息と水音が部屋の中に響き、耳を塞ぎたくなる気持ちと快感に溺れきってしまいたい気持ちがせめぎ合った。
「サユっ……愛しているよ」
背後から何度も突かれていては、キスを交わすこともままならない。
リドルは、サユのナカに自身を入れたまま彼女の身体を反転させて向かい合う形になると、再び動き出した。
何度もナカを突き、キスを交わし、互いの身体を触りあう。
最奥を突くたびにサユの身体がビクリと跳ねて、ナカを締め付けていた。
「あぁっ…んっ……もぅっ……ムリっんっ……あぁぁっ」
サユがリドルを掴む力と、ナカを締め付ける具合が強まりそろそろ本格的に達してしまいそうになっているのが分かる。
リドルは彼女を突く速度を速め、互いの絶頂へ向かっていった。
サユの身体が一段と力を籠め、ナカがギュッと締まると同時にリドルもその欲を放出する。
自身をビクつかせて、彼女のナカへと愛を注ぎ切り、サユの身体を愛おしく抱きしめた。
整わない呼吸で、優しくキスを交わし、リドルは彼女のナカからゆっくりとソレを引き抜くと、互いの愛液が混じった白濁がトロリと零れ落ちる。
リドルの目の前にはスヤスヤと寝息を立て始めたサユの姿があり、そのギャップに眩暈がしそうになった。
「おやすみ」と声を掛けて、もう一度キスをしてから彼女をベッドへと運ぶと自分もその隣に横になる。
明日の朝、サユの目覚めた時の事を思い浮かべると何故だか楽しくなってきて、リドルも良い夢が見られそうだと瞳を閉じたのだった。