第4章 囚われの百夜(微裏/阿伏兎)
触り心地は上々。
声もいいし何より容姿がいい。
五十鈴はいい女だった。
「ああ、今日も欲しいよ五十鈴さん」
そう言って俺は五十鈴の首筋にむしゃぶりつく。
「あ、阿伏兎さん、だめですよ…」
五十鈴は俺を拒みきれずにそのままベッドに押し倒された。
「神威様に見つかりますよ」
「そんなヘマしねぇさ」
荒々しく着物を割って、その体を弄る。
柔らかい感触が脳を刺激し、不倫にも似たスリルがまた興奮へとつながる。
「抵抗しないなんて、アンタもずいぶん持てあましてるんだねぇ」
「…あなたは神威様と同じ思考ですね。
拒否すればますます…なのでしょ?」
彼女の声には諦めにも似た響きがある。
「よくご存じで」
ゾクゾクした。
瞬きもできないほどに、官能的な。
骨の髄まで食べつくしてしまいたい。
あとがき
裏でもないくらいぬるいっす…。
エロスがんばります!
神威裏夢と微妙につながっています。