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銀色の夢(銀魂・ヘタリア短編夢)

第22章 ボツ話②俺の彼女紹介します(銀魂・山崎)


俺は山崎退、この物語で一、二位を争う地味キャラ。


ただひとつ自慢できることと言ったら…



俺の彼女は超すごい人物だということ。





攘夷時代、とある理由から天人側で戦っていた彼女。ゲリラ戦では押していた地球側も、彼女にはとても手こずったという話。…彼女がいくつなのか俺はいまだに知らない。


そして、それからの彼女は出世街道まっしぐらで、地球でなく、宇宙で開国をしない星々を落とすための軍師になった。…地球人としては一番身分は高かったのではないだろうか。


ただ身分とはあくまで建前で、とにかく差別で苦労したらしい。…人間の上、女の身じゃ無理もないだろうな。







そして今。




なんやかんやあって、彼女は真撰組副長補佐に就任。これもまあ、大変だったんだけど…まあ一口には語れないな。








「どうしたんですか、山崎さん?考え事ですか?」





一人庭で突っ立ている俺に、国立さんが声をかけてきた。





「えっ!…なんでもありませんよ…なんでも…」




あなたのことを考えてました、なんて素直に言えたらいいんだけど、隊内恋愛禁止、とか副長が言ったせいでそれもできない。





「そうですか…」





彼女は軽い微笑を浮かべてそのまま身をひるがえし、廊下を歩いて行った。





その左手にはしっかり俺の贈った指輪が光っていた。
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