第20章 ボツ話・めっちゃ途中(ぬるい裏・銀魂・阿伏兎)
「阿伏兎…
なんで、今日はこんな格好させるんですか?」
いつもは拳法着みたいな動きやすい格好をしているのに、今日に限ってはミニ浴衣みたいな格好をさせられた。
「こんな格好…みせられません、だれにも!特に部下には…」
私は一応第七師団では参謀をやっている人間ですので、それなりに部下がおりまして、はい…。
情けない顔をしながら、ミニ丈を一生懸命伸ばしていると阿伏兎がにやにやしながら、
「おじさん、そういうのたまらないねぇ~」
と言って喜んでいる。
「さては、嫌がらせですね!」
「いや~、大変言いにくいんだけどさ。上層部の奴らが、お嬢をいたくお気に召しちゃったみたいで…接待してほしいんだそうだ、その格好で」
な、な、なんですとーー!そのセッタイって枕ですか!?ついに!?
愕然とした表情で阿伏兎を見ると、なにか察したのか、
「いやいや、さすがにそんなこたさせないって。そんなことしたら俺が団長に殺される。ただ、今流行のなんとかダンスっていうのをその格好で踊ってほしいんだと」
と慌ててそういった。
ははぁ。新入社員の通らねばならぬ道ですね。枕じゃないなら、我慢してやろう…。
阿伏兎にDVDを渡され、踊りの練習をすることになった。