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銀色の夢(銀魂・ヘタリア短編夢)

第10章 ぼろぼろTODAY(銀魂・銀さん寄り逆ハ―)


そのとき、話していた沖田さんの顔色が変わった。神楽ちゃん、新八くんも。


「?????」

「オイ、しつけーぞ」


三人脱兎のごとく逃げていった。


「ったく手のこんだ嫌がせを・・・」

とか何とか言いながら、振り返るとそこには逆さで目をむく赤い着物の女が・・・!


ぎゃああああ!!!




「逃げろぉぉぉぉ!!!」



私は土方さんに抱えられた。


「わ、でも近藤さんが・・・」

「あいつは俺たち狙いだ!!」

土方さんと銀さん、床が抜けるくらいどたばた並んで走る。


「・・・すごく言いにくいんですけど後ろに・・・」


そこまで言うと背中に違和感を感じたのか銀さん、土方さんに言った。

「なんか後ろ重くねーか?」

「いや、俺は前のが重くて分からん」


・・・悪かったな。


ふたり、いっせいの、で後ろを振り向くと・・・




爽やかな(嘘をつくな)笑顔の着物の女性。




・・・恐怖!!!発狂するぅぅぅぅ!!!






「はあはあ、なんとか逃げてこられた・・・」


あの瞬間、私は土方さんに草むらに投げ込まれ、着物の女性は二人を追っていった。

私は匍匐前進で草むらを徘徊していると手に石がぶつかった。

「武器にしようかな」

幽霊相手に石は通用しないか、と思いつつ拾い上げると、なんとそれは松蛇のサインボール。

「あったーーー!!!」

叫んで立ち上がると何者かに後頭部を殴打され、地面に突っ伏した。

「死にてえのか!!この馬鹿キムチ!!白菜くさってんじゃねえの!?」

頭に枝巻いている銀さんだった。

「・・・アンタの脳みそほど白菜の細胞は壊死してないはず」

「なに?生け贄になりたい?」

にやと嫌な笑いをして言ってくるのでちょっと本気で怖かった。
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