• テキストサイズ

銀色の夢(銀魂・ヘタリア短編夢)

第10章 ぼろぼろTODAY(銀魂・銀さん寄り逆ハ―)


さて商店街の裏道に来た私たち一行。

「あ、銀ちゃん。ごみは半透明の袋アル。清掃屋が怒ってプラズマTVもってくるアル」

神楽ちゃん、なんちゅうポジティブシンキグ・・・!

「プラズマTVはないだろ、プラズマTVは。Bボタンが認識しなくなったファミリーコンピューターだろ!!」

新八くんは、思ったよりまともじゃないみたいだ。

「なんにせよ、手土産は持ってくるんかい!」


まともな私は突っ込みに回るしかない。


「おいおい、これはごみじゃあないぜ・・・」

銀さん、ドザッと地面に袋を置いて、がさがさやり始めた。




そして、中から出したのは・・・・




「お前ら、拝み屋だな」

「見れば分かるだろ」


神楽ちゃんがスカウトしに来た山崎に言った。

「真撰組の屯所で幽霊の呪い騒ぎがあってな」

山崎と歩き出す、私たち一行。

「ちょ、ちょ、っと、私は拝み屋じゃな」

陰陽師チックな格好に顔はミイラのように包帯ぐるぐる巻きの銀さんに口を抑えられた。

「ん?なんか言ったか?そこの三蔵法師」

私を見て山崎が言った。

・・・そう、私は今三蔵法師の格好をさせられている。あのゴミ袋の中身は変装セットだったのだ。

しかも、微妙に変な衣装。肩のところから豚と河童のオブジェがついている。・・・八戒と悟浄?


「いや、三蔵が悟空がいないと乱心を」

銀さん、微妙な言い訳を言う。

「ぎーんーとーきー!!!」

声は、押さえられて出ないが精一杯叫んで銀さんの髪を引っ張った。

「いててて、抜ける、抜けるって!」

「抜いとるんじゃあああ!つかみやすい髪形しやがってからに!!」

「僕は糖尿病を患ってる病人だぞ!」

「ほぉぉ病人ですか~~~」

「お前、屯所の中入りたいんでしょ!これで入れるじゃん」

「こんな方法不服だ!!上告するーーーー!!」

二人で激しい掴み合いをする中、いつのまにか屯所の中に来ていた。


「え~~~ん!帰りたいよ~~~」

「女は度胸アル」

キョンシーみたいな格好の神楽ちゃんに励まされた。



・・・はあ、私何やってんだろう。
/ 111ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp