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【ヒロアカ】ヒーロー嫌いの雄英生徒

第5章 体育祭!!



でも大丈夫


なんせ私は、後ろから迫ってくる"彼"を見つけていたから














「借りるぞかっちゃん!」


突然、後ろから声がする


"かっちゃん"


爆豪君をそう呼ぶのは1人だけだと、私は知っている








そして次の瞬間、大きな爆発が起きた
















《後方で大爆発!?
なんだあの威力!!》

いつの間にか復活したマイクさんが叫ぶ


爆豪君の爆発を利用した彼は、一直線にこちらへと向かってくる



《偶然か故意か!!
A組緑谷、爆風で猛追!!つーか抜いたぁぁぁぁ!!》



マイクさんが叫び終わるか否か


「出久君!手!!」

「えぇ!?糸仲さん?!
わぁぁ!!」

「ッ!」




向かって来た緑谷君に手を伸ばす
名前を呼ばれた彼はしっかりと反応してくれ、手を繋ぐことが出来た



「ちょ、大丈夫!?」

「平気平気!そのまま逃げて!
何がなんでもあの馬鹿達から逃げて!!」

「ええぇ!!?」

後ろを指さして風磨達を示す

"あの3人から逃げて"と言われた緑谷君は驚き、しかしちゃんと言う事を聞いてくれた


凄い勢いで前へと進んでいく









《おおおー!!!すごい!すごいぞ充希!!
緑谷を利用して3人を置いてったぁぁぁ!!!
振られちまった3人の心中はどうなんだ?!!》

《黙れマイク!!もう喋んじゃねえ!
おい充希!!絶対逃げ切れよ!!》


「言われなくても分かってますよこのニート!!」

「何がどうなってるの!?」











そしてついに




《雄英体育祭1年ステージ!
序盤の展開からこの結末を誰が予想出来た!?》






1位へと駆け抜けた彼は、歓喜に目を輝かせていた






《今1番にスタジアムへ帰ってきたその男!緑谷 出久の存在を!!
障害物競走1位は、1年A組緑谷 出久だぁ!!》


「やっ、た………」

「すごいよ出久君!やったね!!」

「うん、うん!ありがとう糸仲さん!!」

「こちらこそだよ!
もうほんと出久君ありがとう!おかげであの3人から逃げられたよ!!」

「う!…………うん、どういたしまして」




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